厭星書誌

キモ・オタクのお気持ち置き場

ブログ再開設のお知らせとご報告

お久しぶりです。せっけんです。

以前もブログを置いていたような気がするんですが、アカウントごと爆破したのでもう一度作り直しました。Twitterに書いておくには長すぎるようなことを書き連ねておくつもりです。そんなに更新はしないと思いますが。

こんな僻地ブログを見に来てくださるのはほぼフォロワーだろうとは思いますが、かれこれ7〜8年は鍵垢に篭っていた驚くほど学のない無能オタクがインターネット上で外に向けた(しかも長い)文章を書くのは本当に久々なのでとても脅えています。優しくしてください。叩かないでください。マジで頼みます。言いましたからね。




さて本題です。


フォロワー各位はご存知だと思いますが、私はハムスターを飼っておりまして。名前をきいちゃんと言います。
で、そいつが9/28 午前3時頃に亡くなりました。2歳9ヶ月の大往生でした。ちょっとこいつの話をさせてください。

すみません初手からこんな暗い話で。人は記録しないと忘れる生き物なので書きます。ダメそうな人はブラウザバックしてください。したか?いいな?よし。




うちのねずみはつい2週間前まで「いつになったら衰えるんだ……」ってレベルの超絶元気ねずみでしたが、いきなりガクッときたらしくなんかもうヨボヨボ。文字通りジジイ。
飯も急激に食えなくなり、ペレットをふやかして好物のかぼちゃと粉ミルクを混ぜ込んだ団子をせっせと作っては食わせておりました。ハム介護士の資格とかあったら余裕で取れてた気がする。

それも1週間ほどで口をつけなくなり、巣箱からも出てこなくなったので豆腐と砂糖水で延命。スプーンを持ってがっつく程度の食い意地は見せていたのでまだ持つかなあとは思っていたのですが、28日の23時頃、労働から帰宅して豆腐をやろうと巣箱を開けたら床材に顔を埋めたまま頭すら上げなくなっていました。

「おいねず 豆腐やぞ 食わんか」って声をかけるも寝てるだけ。辛うじて呼吸だけしているのが見て取れました。人に触られたり抱っこされたりするのを極限まで嫌がって、何かが触れただけで飛び上がって逃げるようなねずでしたが、背中を撫でてみても無反応。

あ、これダメだ、もう今日だな、と瞬時に判断しました。

抱っこして暴れて消耗させるのも怖かったので、抱っこの代わりにケージの上から手を入れて思う存分撫でさせてもらいました。ここまでまともに撫でたことがなくて、毛並みはボロボロのはずなのにふわふわでびっくり。ほぼ毛玉。

「ねず もうねんねするか」とか、「ねず ありがとうな」とか「おまえの本当の名前きいちゃんやったんやぞ 知っとったか?」とか、あることないこと喋りかけながらなでなでしておりました。

ベッドの上にケージを移動させて、私は寝転がってねずみの真横に顔を持ってきて、呼吸を確認しながら撫でていましたが、私が労働の疲れで一瞬意識を飛ばしかけた瞬間呼吸をやめて。

うとうとしてしまったのは時間にして1、2分のことだったと思いますが、本当にその一瞬の隙を突いて、


苦しまず穏やかに、文字通り眠ったままあちら側に行きました。



おいねず。聞いとらんぞ。お前最後の最後まで私の見てない時にしか行動せんのやな。私のこと嫌っとったんか?聞いとるんかねず。おい。


私はずっとその時が来たら泣いてしまうんかなーと思ってたんですが、いざ来てみると全然泣きませんでした。
思った以上に大往生でしたし、少なくともねずは苦しんでなかったし、私自身も最後の最後までやれることは全てやって悔いなく世話しきったという思いがあるので「こいつは頑張って生きた!そしておれは看取った!偉かったな!」って感じです。もしかすると私は薄情者なのかもしれない。

まだ気持ちの上で受け止められてなくて、あとから時間差で気づいてギャン泣きするかもしれない。それは分からんが、少なくとも今は穏やかな気持ちでいます。

うちのねずは触られるのも嫌いで、私が少しでも動けばすごい音を立てて巣箱に逃げ帰るようなねずみでしたがそれでもかわいかったし、最後のほうは打ち解けて姿くらいは余裕で見せてくれました。

せっかくだから数少ない写真でも載せておくか……



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うちの弟は最初にハムスターを飼い始めただけあって腹立つほど扱いが上手い



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な?かわいいだろ?うちのねず。


今住んでいる場所には大学卒業したらもう二度と来ない気しかしていないので、そんな場所にひとりで永遠に寝かせておくのも可哀想だと思い、実家に連れて帰って埋葬することにしました。実家に向かう始発電車の中でこれを書いています。すみませんね。何かしてないと落ち着かないんですわ。
現在の居住地は本州のくせに実家のある九州より暑くなるクソ気候なので、ねずみには毎年実家に避暑に行ってもらっていました。ある程度はねずみにも馴染みがあるんじゃないかなと思っています。何かあったらすぐ帰れる距離の大学選んどいて本当に良かった。

とりあえずここ数日は看病でろくに眠れていないので、実家でひと眠りさせてもらったらとんぼ返りしようと思います。なぜなら本日も労働なので。ハァ〜働きたくねぇ〜〜〜!!!


思えばこのねずみ、私が身体を壊して夢だった馬術や馬に関わる仕事を諦め、目標も何もかもなくなってしまって寝込んでいた時、「このままだと自殺しかねないので『自分がいないと生きていけない存在』を無理やりにでも作ってしまおう、そして生活を立て直そう」と思い立って迎えたヤツでした。そう考えるとうちに来て2年半と少し、本当によくやってくれたと思います。

懸念事項を記しておくと、ねずみがいなくなったことでいよいよ私を縛るものが本当になくなってしまったので、私のほうがふらっと後追いしそうで怖いなーとはぼんやり考えています。どうしようね。新しい子をお迎えして死ねない状況を無理やり再構築した方がいいんだろうか。今は気候的にもだいぶ過ごしやすいですしね。今度こそ薄情者でしょうか。


すみません長くなってしまった。
推敲も何もしてないから読みづらかったらごめんなさい。


うちのねずことキンクマきいちゃんを一緒になってかわいがってくれた皆様、本当に本当にありがとうございました。
そしてねず、おまえはおれのことを嫌っていたかもしれないがおれはおまえを愛していたぞ。本当だぞ。気が向いたら毛皮着替えて戻ってきてくれたって良いんだからな。
今まで本当にありがとう。また会おうな。行ってらっしゃい。